リウマチは手から始まる。
いきなり何のことかなぁ？という感じで今回は始まりましたが、
ちゃんと意味があります。
整体の現場で気づいたことです。
その前に、
これから文章を進めるにあたり
３つポイントがあります。
１つは、
リウマチになってしまった方、
または、なりそうな方たちが、
必ず共通したことを言っています。
それは長くなりますので後述！
すぐ書きます。今は御容赦を。
そして２つ目は、
東洋医学の基本の言葉〝不通即痛〟
この言葉が、
リウマチの謎を解くカギになりました。
そして、３つ目は、
リウマチには兆しがあります。
東洋医学で言うところの
〝未病〟という状態です。
たとえば
検査では数値に異常が出ないが
朝起きて、しばらく手がカタい。
そのような状態に対して
整体がリウマチの予防に
役に立てる状態なのです。
1、共通してること
2、不通即痛
3、未病
この３つを軸に、
今回の話を進めていきます。
いまの時点で
整体を１９年、やってきました。
その中で気づくことがありました。
それは、
リウマチ持ちの方は
肩こりでリウマチ、
腰痛でリウマチ。
胃腸とリウマチ 。
このように
リウマチひとつではなく、
という状態が多いのです。
その理由として思い当たる事こと、
リウマチ、腰痛、肩こり、胃腸、
これらには共通するものがあります。
なにか分かりますか？
想像できますか？
その共通するものとは、
〝緊張〟です。
いきなり〝緊張〟と出ましたが
意味がわからないですよね。
なので、
もっと分かりやすく言うと、
寝てようが、座っていようが、
常に少し力んだ状態がつづき、
常に肩の力が抜け切らない状態で
日々を過ごしているという事です。
たとえ、自分で、
抜こうと意識しても
肩の力や坐骨下の力、
それが抜け切らない状態です。
整体で身体の各要素について、
色々と整えるものがあります。
その一つに、
【自律神経】があります。
要するに、
〝緊張〟と〝リラックス〟のバランス。
それを整えることもします。
自律神経とはすなわち
緊張とリラックスの「コンビ名」。
交感神経と副交感神経の
〝コンビ名〟が自律神経。
分かりやすく言うとこんな感じでしょうか。
ご理解いただけましたでしょうか。
整体では手で
肩の位置や骨盤の位置などを整え、
ニュートラルな感じにして、
力が抜ける状態を作ります。
リラックス状態に解放します。
リウマチが始まってしまった、又は、
長い間リウマチと付き合ってきた、
そういう方の身体を「切診」という、
東洋医学独自の接触検査で確かめると、
必ず共通して少しの力みがあります。
たとえ横になり寝ている時でもです。
そして今回の本題ですが、
その、
肩こりや腰痛持ちでリウマチ、
という方の話を訊いてみると
必ずと言ってイイほど共通の答えが返ってきます。
それは
「あさ起きて、30分〜1時間くらい、手がカタまっている」
という答えです
東洋医学では、【気血水】と
身体の中を流れるものが3つ、
その３つが滞りなく流れている状態が「健康な状態」、
という健康状態を具体的に表現するものがあります。
整体では
①気血水、それぞれの流れを手で整え、
②緊張とリラックス、自律神経のバランスを整え、
③猫背、骨盤の歪みなど身体の〝形〟を整えます。
ほかにも背骨の間々をやわらげ、
④軟骨まわりのクッションを整えたり、
⑤筋肉、靭帯、カタい筋を動きやすく整えたりします。
まとめると、
①流れ②緊張とリラックス③形
④背骨のクッション⑤スジのカタさ。
これらを整えて自然な状態に戻し
健康な頃の身体の状態に近づけて
イタいツラい、を楽にします。
実際、数値には出ていないが、
あさ起きて、手がズッとカタくなってる状態を
【リウマチ様】→リウマチよう、と呼び、
リウマチの未病、始まる寸前と考えます。
手の筋肉の緊張を和らげて
あさ手がカタまるのを防ぎ
整体の手技を駆使しながら
リウマチ予防につなげます。
リウマチ、始まってしまった方が共通して言うこと、
「あさ起きて、しばらく長い間、手がカタくなっている」
このことから、リウマチは手から始まる、という視点で、
イタいツラいを楽にしています。
