【モートン・開帳足】
もう
関内馬車道エリアで15年。
整体の業界歴は
20年になります。
ほんとうの整体は
その場しのぎの対症療法ではなく
根本解決のための伝統療法です。
その施術経験の中で、
こんな事もありました。
モートン、
開帳足と呼ばれる状態。
モートンは西洋医学での呼び名。
どういう状態かと言うと
足の〝横幅〟が通常より
広くなっている異常な状態。
その結果、
薬指中指、その〝付け根〟に
神経の伝導異常が起きてしまい
しびれ、熱感、痛みが出て
歩行や立ち上がる時が
スムースに行かなくなる状態、
というのがモートン。
でも長く整体をしてきたのに
【モートン】という言葉さえ
知りませんでした。
なぜかというと、
モートンは西洋医学の病名。
私たち整体士にとっては、
あくまで
足の整体の一つだったからです。
足を着いた時にズキーンとなる、
そういう状態に対処してただけ。
このことばにたどり着いたとき、
「ああ、そっちではそう言うんだ」
くらいの感じでした。
整体のしなければいけない事、
足首を、足の指を、甲を、
土踏まずを、足の関節を、
すなわち足を整えること。
ただそれだけです。
足の裏のイタみを数例ほど施術し
研究していたら同じような状態を
専門書で見つけました。
それが、モートン病。
ただ整体では、
病名関係なく
何の流れが滞っているのか?
自然な形じゃないものは何?
そういう視点で不調を
解決に導こうと考えて
楽になるにはどうする、
という思考で施術をします。
そのことに全力を注ぎます。
足の形、体重の加重、気血水の流れ、
それらを整えていけば
長期のイタいツラいが
楽になるのは自然なことです。
では、
なにをどう整えるのかというと、
本来の足の形に整えていきます。
すなわち、
アーチ、反りが広がった
〝開帳足〟という状態を
足の整体でタテ軸ヨコ軸、
平らに広がった足の形を
どうにか整え〝アーチ〟を元に戻します。
整体に興味ある方、
詳しくはこちらで
口コミはこちらから
https://karadarefre.jp/facility/175304/_report/?hold=3
きょう、ある日、整体の施術中の会話で
「モートン病って、整体で良くなるの?」
という質問を受けました。
結論から言うと
〝痛み止めの薬やシップ〟
で良くならないのならば
整体が役に立つと思います。
お身体を整えていくことは
健康体に近づける事 なので。
ですが、
その前に最優先で
する事があります。
それは、まず病院で
〝骨折や炎症〟などの
危険な状態の有無の確認。
その危険な状態が無ければ、
筋肉・関節・靭帯・の専門・整体で
足を良くしていくのも
病院以外の選択肢です。
まず
病院での検査ファースト。
危険が無ければ次は
適応する技術を探しに。
その技術の一つ、
快方への伝統技術が整体。
【適応する根拠】
整体は
武術の身体研究から発生。
そして
足の痛みは殆どが運動痛。
足底の重心のズレが原因。
なので、
どの動きが痛みを出しているのか
昔から研究をされ続けてきました。
その動きさえ分かれば、
それに適応する手技が
何かしら受け継がれています。
また、
整体の発生の一翼を担っている東洋医学。
その東洋医学には
〝不通即痛〟という身体の基本、
身体の大原則があります。
不通即痛のことばの意味は
〝流れが悪いと痛みが出る〟
という意味です。
東洋医学の視点からでは
身体中に流れているのは
【気血水】の3つ。
この3つのうち、
モートンで流れが
よくないのは主に【気】。
何かあるけど小さすぎて昔はわからなかったもの、
それが【気】という概念として伝わってきました。
現代では電子顕微鏡などの精密機器が証明され
はっきりと存在がわかっている微少なものが気。
その中で特に【神経電気】の伝達不良。
その伝達不良に
血行不良も加わり、
酸素不足栄養不足、
これらも加わって
さらに
長い間そのままにすると
ある日シビれや激痛、
すなわちズキーン!
という感じが
発生してしまいます。
また
【通じ不れば即ち痛む】なら、
どこの流れが悪いのか?
それは
中指の付け根なのか?
薬指の付け根なのか?
指自体の
神経伝達の不具合か?
それが分かる〝切診〟
という検査があります。
解説すると複雑怪奇で
長くなってしまうので
大雑把に言うのならば
圧痛検査。
健康ならば痛くない部位に
異常なイタみが潜んでます。
その異常部位を手指押圧で
不健康な状態の度合いなど
突き止めて対処する検査が
切診。
〝切診〟で原因を突き止め、
整体の手技で
足の流れや形を整え、
足を元の状態に近づける、
という事ができれば
痛みが楽になるのは
自然なことなのです。
わたしは整形外科医ではないので
〝モートン〟という言葉を知らず
その痛みに対応をしてきてました。
そのことを繰り返しているうちに
西洋医学の言い方にたどり着いた、
という感じでした。
ずっと
その痛みに耐えていたのは50代女性で、
左足の中指の付け根あたりに
魚の目ができてしまい、
足を着くと激痛が走る。
そういう状態が何年も
続いてたとのことです。
東洋医学では
〝痺証〟という状態、
すなわち〝証〟に
分類されています。
なんとか少しでも良くしていきたい。
足を着いた時の激痛を楽にしようと
調べていくうちに〝モートン病〟
という言葉にたどり着きました。
「あ!コレだ。」という感じとともに
「モートン病とは、どういう状態なのか?」
という強い疑問が浮かび、
調べ上げてみました。
そして、
調べ上げたことを元に
整体の手技に応用した結果、
その方の激痛も次第に
緩和されてきました。
その痛みの状態は
東洋医学の分類に
あるだけでなく、
西洋医学にも〝モートン病〟
という疾患名が
あるということは、
古今東西、長い間、
多くの女性を苦しめてきたのでしょう。
今の方法で快方に向かわないのなら、
東洋医学、整体に目を向けてみては
いかがですか?
切診という
真の原因を突き止める
検査があります。
整体には
痛みを散らす
技術があります。
視点を変えれば、
快方へのルートが見つかります。
きっと今より楽になって、
普通の日常を送れる様に、
そういう施術をしています。
詳しくは
こちらをご覧ください。https://www.teyukan.jp/