現在日本で生活する人の多くは、慢性頭痛に悩まされています。悪化すると生活にも影響を及ぼします。最近はスマートフォンを利用する若者も増え、さらに頭痛に悩まされる方が後を絶ちません。本記事では、頭痛が起こるメカニズムと解消方法についてご紹介いたします。原因を知ることで、頭痛の解消方法が見つかります。
頭痛のメカニズム
「頭痛」は、頭が痛くなる不調のことをいいますが、一言で説明がつくほど単純なものではありません。多くの原因が重なり、「片頭痛」や「緊張型頭痛」といったケースに変化します。
片頭痛のメカニズム
多くの年齢層が抱えている頭痛の一つに「片頭痛」があります。脳につながる血管が突然拡張し、さらに神経を刺激して発生する炎症物質によって引き起こされます。強いストレスを日常的に感じている方に起こりやすく、ホルモンバランスの乱れが原因とされています。
女性がかかりやすい不調とされており、仕事中に頻繁に起こる方や、疲労が一気に現れる週末のみ痛みを感じる方もいます。こめかみから目にかけて「ズキズキ」とした痛みを感じることが特徴です。脈と同じ速度で痛みが走り、頭を動かしたり位置を変えたりすることでさらに痛みが増すこともあります。また、光や音、気圧にも敏感になるため、ひどい場合は吐き気なども併発します。片頭痛が起きたら患部を冷やした上で、静かなで暗い部屋で、できる限りそのままの姿勢で収まるのを待ちましょう。
緊張型頭痛のメカニズム
精神的なストレスや身体的なストレスがかかると起こりやすいケースです。首や肩の筋肉が緊張することでも起こりやすく、パソコンを長時間使用している方に現れます。筋肉が緊張していると、血行が悪くなるため老廃物が溜まりやすくなります。
その結果、老廃物が溜まった周囲の神経が刺激され、頭に痛みが走ります。また、うつ病などの精神的ストレスを抱えている方も起こりやすく、片頭痛と併発させることも少なくありません。
緊張型頭痛は、片頭痛とは異なり、後頭部から首筋にかけて締め付けられるような痛みを生じます。片頭痛のように吐き気などは感じず、頭のみにイタみが現れます。しかし、放っておくと数ヶ月間は痛みが続くなど、慢性化することもあります。
群発頭痛のメカニズム
多くの場合が片頭痛と緊張型頭痛ですが、稀に「群発頭痛」を引き起こす方がいます。群発頭痛とは、脳の下あたりにある「視床下部」に刺激を受けた場合に起こります。主に目の不調と併発して起こり、頭痛とともに目の充血や涙・鼻水が止まらなくなる不調が現れます。
群発頭痛の特徴は下記の通りです。
- 興奮状態が続き、落ち着きがなくなる
- 夜間や睡眠中に起こりやすい
- 1ヶ月~2ヶ月毎日のように起こる
- 治ったと思っても半年~2年おきに再発する
片頭痛や緊張型頭痛とは違い、群発的に起こります。一度発生すると1時間から2時間程度興奮状態が収まらず、動き回ることが増えます。また、発生する時間帯も毎日同じなため、体内時計が影響していると考えられています。普通の頭痛とは勝手が違うため、治ったと思ってもおよそ半年後にまた頭痛が現れます。この頭痛を発生させた方の多くが、10年以上悩み続けている特徴があります。もしも上記の不調に一つでも当てはまる場合は、一度脳神経外科へ受診することをおすすめします。
ただの頭痛の場合と、脳腫瘍やくも膜下出血といった重大な病気である場合があります。
頭痛の原因
頭痛が起こりやすくなる原因はさまざまで、ほとんどの場合が生活習慣の乱れが原因です。ここでは、特に頭痛を起こしやすい原因についてご説明します。
寝不足や寝過ぎ
現代社会において、仕事や飲み会で寝る時間が短くなる方が多いです。その結果、翌日に寝不足になる方が多く、集中力の欠如や頭痛を引き起こします。睡眠が足りないと、主に緊張型頭痛を引き起こします。筋肉の血行が悪くなりやすく、肩から首の筋肉に炎症が起こりやすくなります。睡眠不足の状態だと痛覚が鋭くなるため、頭痛を感じやすい状況を作ってしまうのです。
また、寝過ぎることでも頭痛が起こりやすくなります。平日に睡眠不足を感じる方の多くが、休日にまとめて睡眠をとろうとします。しかし、寝過ぎと寝不足を繰り返すと、生活習慣も乱れてしまうため逆効果となります。寝ている間にストレスを抱えやすくなってしまうので、神経が圧迫されて片頭痛を引き起こしやすくなるのです。
長時間同じ姿勢でいる
デスクワークなど、長時間同じ姿勢になることで緊張型頭痛が引き起こされます。パソコンを扱っていると、首や肩の筋肉以外に目の疲れによる頭痛も引き起こします。デスクワーク以外にも、筋肉を緊張させ続けるような仕事をしていると発生しやすいです。
1時間に1度はストレッチをしたり、体勢を変えたりすることで緩和させることができます。また、睡眠時に枕の高さが合っていない場合にも、頭痛が起こる原因となります。しっかり寝ているのに頭痛が起こる方は、枕を見直してみてください。
「スマホネック」とは
最近では若者でも頭痛に悩まされる方が増えています。10代でもスマートフォンを利用する方が増えたことによって、「スマホネック」と呼ばれる不調が続出していることが原因です。スマホネックとは、本来湾曲している首の骨がまっすぐになった状態のことをいいます。長時間同じ体勢でいることが多い方や、スマートフォンを見ることが多い方、猫背の方に多い頚椎の状態です。これによって、頭痛や目まい、不眠や肩こりといった不調が引き起こされます。
スマホネックは、スマートフォンが流通する以前にも存在していました。「頸椎前弯減少」と呼ばれていましたが、「ストレートネック」という名に変わり、現在ではスマートフォンが原因で起こることが多く「スマホネック」と呼ばれています。
頭痛を引き起こすメカニズムは、首当たりの血管が圧迫されることが原因とされています。本来、血管を骨が守っているところ、ストレートネックによって血管を守るための骨がダメージを与え、血行不良から頭痛を引き起こします。現代では国民病ともいわれている不調です。通勤や通学時に利用するため、首を下向きにすることで猫背の原因にもなります。
猫背を治すことでスマホネックを解消できる
スマホネックと同様に猫背も「スマホ猫背」と呼ばれています。スマートフォンを見るために、身体を少し傾けることから首と背中に負担をかけてしまっています。そこで、姿勢を意識してスマートフォンの使い方を見直すことで、スマホネックも解消できます。
スマートフォン依存の方は、一日のほとんどを下向きがちに生活しています。その結果姿勢が悪くなり、骨盤から首にかけて骨もゆがんでしまうのです。これを良くするためには、スマートフォン依存から抜け出すことが必要不可欠です。気が付いたときにスマートフォンを下ろして、姿勢を正し、前を見ることを心がけましょう。
頭痛解消方法と予防方法
ここでは頭痛を解消させる方法をご紹介します。上記の「スマホネック」や「睡眠不足」などの原因と照らし合わせ、自分に合った解消方法を見つけてください。
まずは頭痛が起こる条件を確認する
頭痛を解消させるためには、なぜ痛くなるのかを知らなければなりません。まずは、どのような状況で頭痛が起こるのかを記録していきましょう。例えば仕事中、上司に怒られている最中や大切なプレゼン前に痛くなるのであれば、ストレスが原因といえます。
この場合は、頭痛の解消方法を探すほかに、ストレスの解消法も合わせて確認することをおすすめします。また、人ごみなどの環境が原因で起こる頭痛の場合は、そのような場所を避けるといった工夫を行いましょう。
肩や首を温めて血行促進を行う
同じ体勢でいることが多い方や冷え性の方は、首や肩の筋肉が緊張して血行が悪くなっている可能性があります。首回りを温めることで、血行を促進することで緊張状態をほぐしていきましょう。また、肩を回すなどの簡単にできるストレッチをすることで、血行の促進ができます。
デスクワーク中であっても、両肩を上にあげ、力を抜いて下にさげるといったストレッチなら手軽に行えます。また、首を左右に倒すストレッチを繰り返すことでも、肩こりをほぐして血流を良くすることができます。
軽い運動を行う
頻繁に頭痛が起こる方のなかには、慢性的な運動不足の方も珍しくありません。毎日軽いウォーキングや、体操といった有酸素運動を取り入れてみましょう。いきなり激しい運動を行うと「エクササイズ頭痛」と呼ばれる頭痛を引き起こす原因になります。まずはゆっくりとした有酸素運動から始め、しっかり水分補給をしながら身体を動かしてみてください。
半身浴で血流を良くする
身体全体の体温を上げることで、頭痛を予防できます。38℃程度のお湯で半身浴を行うことで、睡眠の質も上げられるので、寝不足による頭痛を抱えている方におすすめです。
できるだけ早く解消させるなら整体がおすすめ
頭痛で悩んでいる方の多くが、長年その痛みに悩まれています。治したくても解消されない……という方も多いでしょう。痛みに無縁の生活を送りたい方は、整体に通うのも一つの方法です。整体といえば、リラクゼーション目的で利用することが多い場所です。
しかし、腰痛や頭痛といった、身体の悩みの解消も整体の特徴です。一刻も早く不調を解消したい方は、整体での施術をおすすめします。
整体の施術内容とは
整体院では、身体を支える骨盤や背骨といった、骨のずれを整える施設です。ストレスなどの緊張によって、マッサージだけではほぐれなくなった筋肉をほぐし、身体のバランスを整えていきます。
血行促進を行い、片頭痛や緊張型頭痛にも解消の作用があります。東洋医学による施術を行い、体調不良や身体の痛みを解消させます。横浜市中区にある「手友館」では、2万5千回以上の施術を行う経験豊富な整体師が活動しているため、高い技術力で身体の不調を解消いたしします。
また、手友館では、緊張型頭痛や片頭痛に効果のある施術を行っています。
- 天気や気温の変化による頭痛
- デスクワークによる疲労での頭痛
- 頭痛による睡眠不足
- 頭痛薬を飲んでも解消されない痛み
これらの頭痛に当てはまる方は、一度整体院へ通ってみてください。頭痛の施術は、お客様に起きている頭痛の状態や体調、痛みの段階に応じて行います。「いた気持ちいい」程度の力で施術することが多いですが、場合によっては揉みほぐして緩和を図ることもあります。
一度の施術で一時的な解消を行うのではなく、施術を積み重ねることによって頭痛を将来的に解消していきます。群発頭痛の場合は、病院での受診後に整体での施術を行いましょう。1万人に1人という非常に稀な頭痛のため、何らかの病気である可能性もあります。
まとめ
頭痛には大きく分けて3つの状態があります。現代では多くの方が経験している頭痛は、片頭痛と緊張型頭痛の2つです。身体的なストレスと精神的なストレスによって起こりやすく、日常生活の見直しをするだけでも解消される場合があります。群発頭痛は、一度病院で受診を受けてから対応方法を探すようにしてください。稀なケースですが、脳血管疾患である可能性も念のため、考えてください。
近年では若者にも頭痛で悩んでいる方が急増しています。この原因として、スマートフォン依存による「スマホネック」が原因であるとされています。日頃から正しい姿勢を心がけ、スマホの使い方を見直すことによって、スマホネックを軽減できます。これらの解消方法を試しても、頭痛に軽減が見られないという方は、一度整体での施術をおすすめします。整体では血行促進から骨のユガミ、ずれを整えるので頭痛にも解消が期待できます。首の骨のユガミからくるスマホネックも軽減できるため、つらい頭痛にお悩みの方は一度整体へお越しください。
関内・横浜市中区・馬車道で整体をお探しなら「手友館」へぜひお越しください。経験と技術力に長けた整体のプロフェッショナルが、お客様の悩みをしっかりお聞きし、お客様に合ったアプローチで施術を行います。